モンスターハンターワールド アイスボーン 中堅ハンターによる諸相と所感と雑な考察
モンスターハンターワールド アイスボーン
無料アップデートのラージャン討伐までクリアしたので自分用に思ったことをまとめておく
◎推薦組の主人公たち
MHWとは推薦組として新大陸に向かう主人公の話である
推薦組とは
・優秀なハンターとして推薦された
・二人一組で組む(編纂者とハンター)
・中盤以降の活躍が目覚ましい
推薦組でないハンター達
・5期団全員がハンターというのもあまり考えにくいのできっと中には技術者や商人、作業員などがそれぞれの思惑のもと志願して参加したと考えるのが妥当
・恐らく何倍もの倍率の試験を潜り抜けて来たハンターたち
・物語上推薦組が活躍する場面が多いが、その裏では推薦組ではない5期団のハンター達の知られざる活躍があったに違いない
調査団
・40年の調査期間
・10年に一度の渡航で拠点、施設を拡充している
・「ギルドは5期団の派遣で大きく進展することを期待している」ということから5期団は他の調査団に比べて練度が高い(推薦組がいることなど)と考えられる
ハンターズギルドの思惑
・歴史上大きな組織(または政府)が多大なコストをかけて対外政策に移るのには建前と本音があることがある
・本土のほうでのハンターズギルドの立場が危うくなっている
・おそらく「荒々しくも輝いていた時代」が終わり始めている
・作品のナンバリングが進むごとに武器種が増えていることから、時代も並行して経過し技術も進歩していると考えられる
・技術の進歩とともにモンスターの脅威も低くなっている
・古龍調査に力を入れていることから、ほとんどのモンスターは本土においてハンターを雇わなくても、技術的に解決できるものとなった
・本土でのハンターズギルドの存在価値が低くなり始めている
・災害として知られる、いまだ謎多き存在の古龍を調査することが、ハンターズギルドの存在価値をしらしめる重要な事業となっていったのではないか
・調査団はハンターズギルド存続の希望を託された存在である
・文明が発展し、人が集まり、都市が栄えると、反比例するようにハンターの需要は減っていくのだろう
・だからこそ未開拓の地「新大陸」はハンターの存在価値がもっとも輝く場所である
唄とは何だったのか
・アンイシュワルダは空気を振動させて、物体のエネルギーをコントロールしていた
・その振動が音となって空気を伝わり「唄」に聞こえた
・ゼノジーヴァに骨格が似ていることから、ゼノジーヴァが成長したものがアンイシュワルダとなったのではないだろうか
アンイシュワルダは脅威だったのか
・地殻変動が環境の変化をもたらし、生態系を大きく崩してしまう可能性があったことから脅威だったと言えるだろう
・新大陸における様々な環境は、もともとあった長い進化の歴史を経た場所が地殻変動によってあらわとなった
・これまで発見されなかったモンスターが現れ始めたのは、地殻変動によって住処を追いやられたからではないだろうか
でも結局それもすべて自然の節理
・アンイシュワルダが現れたこと
・アンイシュワルダを食らうネルギガンテが現れたこと(自然の自浄作用)
・地殻変動により様々なモンスターが住処を移すのを余儀なくされたこと
・調査団が環境の変化を抑制しようとすること
・そのすべて自然の節理だったという超自然主義的な考えで物語は着地した
あの人
・フィールドマスターが追いかけ続けたあのひととは何がしたかったひとか
・あの人はフィールドマスターの師匠?いずれにしても親密な関係だったのは間違いない
・新大陸の調査をいち早く始めていた
・5期団がゼノジーヴァを倒していたころには、とっくにイヴェルカーナの存在どころかアンイシュワルダすら感知して氷の中で痕跡をのこして何十年も風化していた
・物語上で語られる登場しないキャラクターといえば、受付嬢のおじいちゃん、フィールドマスターのあの人、おとぎ話の青年、もしそのすべてが同一人物だとしたら受付嬢はフィールドマスターの孫かもしれない
・すくなくとも、受付嬢のおじいちゃんと、あの人は同年代であると考えられる
感想
・据え置きのモンスターハンターに期待する値を100だとしたら、3000億くらい期待値は上回っていた
・筆舌に尽くしがたいとても良い作品
・モンハンのあらゆる面が磨き上げられて、近代化されてとても面白いものとなっていた
・もちろん不満点は無いことは無いけれど、そんなことは本当に小さなことでこんなに根こそぎ期待を裏切られて気持ちの良かったことはない
・1300万本は売れすぎだろうこれまで売れても430万本くらいだったのに
・たかだか290万本売れた日本の市場は制作陣にしてみればターゲットの一部でしかないだろう
・これからは世界を相手に、世界の市場で作っていくのだろう
・まさにワールドワイドなモンハンとなった作品
・これまでモンハンを知らなかった人にはこのモンスターハンターというサイエンスよりのファンタジー世界はどう移ったのだろうか
・アステラやセリエナには文化がない(しいて言えばあるものは全部使うというサバイバル文化だろうか)ことが世界中の人に受け入れられた要素の一つかもしれない
所感
・個人的に人々の生活とモンスターハンターとの交わりがすごく好きだった
・近所の主婦のお使いから農場主の困りごと、とある国の王子から謎めいた男まで、雑多な人々の生活の中にハンターという職業は強く根付いていて、その存在感がとても心地よかった
・本作におけるハンターは、ハンターの為のハンターというか、あくまでハンター同士の話だった
・おとぎ話に出てくる青年もおそらくハンター(もしくはそれに準ずる存在)だろう
・大団長や副団長も、その望みを託された5期団もみんなハンター
・新大陸でハンター独立国家(アウターヘブン)でも作ろうというつもりかと思うほど、ハンターばかり
・これまでの村のように子供が出てくれればかなり生活感があって良かったと思った
・ハンターがハンター同士で子供を作り、その子供もまたハンターとなる
・新大陸の子供は新大陸生まれの子となり、その子供にとって故郷は新大陸となる
・まさに先輩がそうだが、先輩以外に登場はしてこない
・アステラで水遊びをしている子供とか出ていれば最高だったなぁ
モンハンワールドの真骨頂、究極のサバイバル空間『導きの地』
・ぜひ、何も持たないで「導きの地」に行ってほしい
・回復薬やうちけしの実から強化系の薬まですべて現地調達
・頼りになるのは相棒のアイルーと背中の武器だけ
・モンスターに何度倒されても報酬が減るだけで、失敗になったりしない
・何でもかんでもアイテムを拾っていると、ポーチはいっぱいになる
・自分が今何が必要で何が不要なのか常に考えながら、フィールドに目を光らせ
・利用できる環境はなんでも使う
・ぶっ飛ばし、落石、ツタの罠、閃光雷虫、使いどころを考え、立ち回りを考え、アイテムを駆使する
・終わりはない
・地帯レベルが上がり、導きの地特有の素材もあつまり、ハンターとしての練度もあがる
・導きの地こそハンターにとっての地獄であり天国である