なんか眠れないので不安をぶちまけたら
眠れない。
本当は眠らなくてはいけないし事実として眠いけど、今この時に眠ってはいけない気がしてどうにも落ち着かなくて、結局のところ僕は眠れないでいる。
定時で仕事を切り上げ帰宅してSEKIROをつけて、槍使いにぼこぼこにされ、自分の腕前にがっかりし「どうして家に帰ってまでストレスをためなきゃならんのだ」と思い、9時前にふて寝して1時半ごろに目が覚めた。
彼女からは0時前に電話があり当然出られなかった。
IGNJapanでお気に入りのライターが自分の人生の回顧録を書いていたのでその続きを読んだ。
どうせ2,3記事読んだら眠くなるだろうと思ったけれど、むしろその逆で今その回顧録(まだ読み終えていない)の熱にうなされて普段めったに使わない高性能safaceの純正キーボードをたたいている。
とにかくそのオランダ人のゲームライターの人はすごい人で、その半生を振り返る記事はまるで重厚な冒険小説を読んでいるみたいで、一つ記事を読み終えるとまた次の記事がどんどん読みたくなってくる。
もういい加減寝ないと明日の仕事に響くと思い、先月24歳になって手に入れた23歳の自分にはなかったスキル<自制心>をふり絞ってスマホの画面を切り、目をつぶった。
しかし、頭の中に出てくるのは日本びいきのオランダ人ゲームライターが中国やタイで格闘家としての自分の実力を試すためにヒッチハイクしながら、現地で出会った格闘家と試合をしたり、大学の先輩の家に及ばれして久々に最新ゲーム機にさわって感動したりしている光景がフラッシュバックする。
彼のゲーマーとしての好みはすごくよく自分に似ていて(シューターゲームは割と好きですが…)親近感がわいていた。しかし、彼の人生には自分にはないものがいっぱい詰まっていて、共通点はゲームが好きという一点だけでそのほかのほぼすべてが自分と異なるということに気づかされた。
自分の人生が空虚だとは思わない。でも、彼に比べたら自分の人生の中でいかに多くのあきらめが山積していたか、ものすごく実感させられる。
彼はかなり早い段階で自分の人生のライフワークを見つけていた。
しかし、今の僕にはまだ見つけられていない。
物心ついたころから眠れぬ夜に目を閉じて将来に対して考えることはたびたびあったけど、「いつか漫画の主人公のように、自分の部屋の窓から異世界の使者が訪れて自分をいざなってくれるに違いない」と思うようにしは将来のことについて考えることにふたをした。
24年待っても異世界から「世界を救ってくれ!」と言いに訪れる存在は現れない。
もちろん本気で信じていたわけじゃない、でも現実逃避の妄想には十分な話だった。
もうすぐ彼女と同棲する予定だし、それと同時に籍をいれようと考えている。
もう後戻りはできないんだろうか?
あらゆる夢のあきらめが山積していき、虫歯の痛みになれるようにいつしかそのあきらめの重さにも慣れてしまい、もう24歳になってしまった。
漫画家になるとか脚本家になるとかゲームクリエイターになるとかITのスペシャリストになるとか、なりたいものはいくつかあったけど…
と、なんか、今悲観的に自分の人生を評価して締めくくろうと思ったけど、IT関係のビジュアルベースのストーリーテリングってさ「ゲーム」じゃね?
やっぱ俺にはゲームなのかもしれない。
棚の奥で眠っている大学時代に作った伝説のクソゲー「電脳戦士ヴァルヴァヴィン」の辞書僕ほども厚い設定資料がを呼んでいる気がする。
別にゲームクリエイターとして有名になりたいわけじゃない。いや、それは嘘だ。
でも本当にやりたいことはゲームを作りたい。
あきらめていたわけではない、IT業界にいればいつでもゲーム作りができると半分夢にしがみついていただけだ。
でも実際プログラマーの仕事はゲーム作りとは全く関係ない。モノづくりとしては楽しいけれどやっぱり違う。
ただの寝不足と疲労が原因でネットの記事に影響されやすくなって気持ちが浮ついただけじゃなくて、ちゃんとその時に感じたことを出力しようと思っただけだけれど、やっぱり自分のアイデンティティはストーリーテラーなんだな、と気づいた。
学生時代に同級生や他高校の演劇部や先生方からも多大な評価をいただいたオリジナル脚本の演劇『銃声と薬莢』の栄光にいつまでもしがみついてなくて、新しいものをつくるべきだな。
といっても、なにから始めるべきか。
safaceならスマホゲーくらいは作れるだろうか。8GBで今どきのスマホのエミュレーター動かせるのかな。
ありがとうクラベさん。僕はあなたほどユニークで身の詰まった人生は送れていないけれど、たとえ貧乏になって孤独になってもゲームか何かの創作はやっているかもしれない。
おやすみ。
IGNJapanのyoutybeチャンネルめっちゃ面白いね!
IGNとは
海外とかで有名なゲームレビューサイトです。
日本にもIGN JAPANという支部局があります。
そのIGNJapanがなんとyoutubeでゲーム専門の番組をやっているのです。
ご存じでしたか?(自分は知らなかったです)
ぶっちゃけますと
この番組めっちゃ面白いです。
ゲーマーなら番組のテーマが興味深くない訳がない
毎週『しゃべりすぎゲーマー』という一時間強の動画(長い!サイコー!)を配信しています。
もうとにかくそれが面白いです。
毎回ひとつのテーマについて、IGNJapanの編集部の方々が語り合うという内容の番組です。
なにが面白いかというと、常にゲームメディアの最前線に立ち、長年ゲームメディアにどっぷり浸かり、数々のゲームクリエイター達の声を代弁し続けてきたプロのライターが本気でゲームのテーマについて語り合うんです。
これがつまらない訳がないじゃないですか。
ある程度のAAAタイトルを遊んでいれば話の内容はほとんどわかります。
なんかもう聞いていて自分がゲーマーであることが誇らしくなってきます。
ではその番組のなかで特に僕が興味深かったテーマを並べます。
ゲームでしか描けない演出手法:#110 しゃべりすぎGAMER
「ゲームにおけるストーリーテリングの重要性 」しゃべりすぎGAMER 08/22
ストリーミングは主流になりえるか?今後のゲーム業界を大胆予想!:しゃべりすぎGAMER #143
競技としてのゲームの魅力とは:#114 しゃべりすぎGAMER
「おま国…表現規制…どうして日本と海外でゲームの内容は違っちゃうの?」しゃべりすぎGAMER 8月8日
体験版の多い今こそ考える、理想のゲーム体験版とは?:#133 しゃべりすぎGAMER
マルチエンディングの良し悪し:#104 しゃべりすぎGAMER
ゲームクリエイターの専門学校のカリキュラムかよ!(と突っ込みたくなるような興味深い内容ばかり)
しかし、学校で教えるような淡々とした講義とはまったく異なります。
個性的な編集部の方々がテーマについて熱く議論しあってるのですげー楽しいです。
キャラが立ってる
IGNJapanの編集部の方々…キャラが立ちすぎじゃないですか?と思ってしまうほどそれぞれ皆さん個性的です(っていってもわざとらしさは全く無いです)。
ゲームライターの個性なんてこれまできにしたこと無かったですが僕が想像していたライターよりもはるかにユーモラスでインテリでした。
というか、おそらくキャスティングの時点である程度それぞれの分野(洋ゲー、インディーズ、JRPGなど)の専門のライターを選んでるのでそれなりに個性的に見えるのだとは思います。
いやぁ、やっぱ一つの分野の最先端を追いかけ続ける人というのはどこかネジがふっ飛んでいますね(失礼な文章)。
僕が好きなライターさんは、オランダ人のライターさんです(突然の告白)。
彼は子供の頃『シェンムー』というゲームと出会い、そのゲームの主人公の影響で空手を習い始め日本語学校に通い、果ては来日して『シェンムー』の舞台となった横須賀に訪れたそうです。(『シェンムー2』の舞台の香港にも行ったそうです)そして現在IGNJapanの編集部に所属してライターとして活躍しています。
何その人生!?
ライトユーザーの立場も認めてくれる
最初はコアゲーマー向けのトークなのかなと思っていたのですが全然そんなこと無かったです。
編集部の人でも記事にするのじゃなきゃ積んでるゲームもあり、高難易度ゲームもそれなりに苦戦しているようでした。
正直僕はそこにすっごくホッとしました。
なんかゲームって下手くそなやつに人権ないじゃないですか(スマブラで残機無くなって上手い奴らだけ遊んでて、絶望しながら待ちぼうけした経験があればお分かりかとは思いますが)。
でも、編集部の話を聞いてすごく認めてもらえた気分になりました。
そう、ライトなユーザーにも人権はあるのだと(DARK SOULSシリーズ全作遊んで全作クリアできなかった僕でも「ゲーマー」と名のって良いのだと)安心しました。
プロの批評家のクソゲーに対する姿勢
あと、クソゲーに対しての姿勢は見習わなきゃなぁと思います。
「このゲームつまんな」→「クソゲー」
じゃなくて
「このゲームはつまらなかった」→「どうしてつまらなく感じたのか?」
な、ところとか(そこまで語っているのは勿論のこと、世間の客観的なレビューや評価すべき点とか製作秘話とか全然知らねぇ情報が沢山出てきてやっぱプロすげぇな!と思ったり)
もっと色んなゲームを遊びたくなった
他にも色んな動画で色んなジャンルのゲームについて話しているのをみるといかに自分のゲームの見聞(アクションシューティングばっか遊ぶところとか)が狭かったかと思い知らされます。
編集部の皆さんはゲームに対して真剣だし、ゲームというメディアを隅から隅まで楽しんでいる感じがすごくうらやましく感じました。
とは言っても知らんやつのトークとか抵抗あるわぁ
と言う方にオススメな動画は
『ゲームの神様に20の質問』シリーズの動画がおすすめです。
このシリーズは一言でいうと「人間アキネーター」です。
一人が事前に決めたある一つのゲームを、他の数人が質問していって当てるという内容です。質問上限は20個で「YES」か「NO」で答えられる質問のみというルールです。
音声だけでも楽しめるので、ゲームでマラソンなどする際に聞いてみてはいかがですか?
(僕はSEKIROマラソンのBGMに良くかけています)
以上!
【バイク】3ヶ月使い込んだ結果!ゴールドウィン グローブレビュー
バイク乗りに欠かせないアイテムと言えば、グローブです。
バイクの教習でも、ヘルメットは借りれてもグローブは持参です。
軍手でも良いですが、折角かっくいぃバイクを購入してまたがるなら、グローブもかっくいぃ物が良いに決まってます!
今回レビューするグローブは
ゴールドウィン グローブ【GSM16601】のレビューです。
GOLDWIN(ゴールドウイン) バイクグローブ リアルライドプロテクションレザーグローブ ブラック×レッド O(LL)サイズGSM16601
- 出版社/メーカー: ゴールドウイン(GOLDWIN)
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
使用期間は6ヶ月ほどになります。
グローブ歴は
1代目、ROUGHROAD 夏用グローブ(穴が開いてしまったので破棄…は、出来ないでいる)
使用期間:一年半
2代目、今回のゴールドウィン【GSM16601】グローブです。
使用期間:半年
ROUGHROAD 夏用グローブは手の平のほうに穴が開き始めた為、そろそろ買い替えるか、ということになり、、、
有名モトブロガーのノンアルコールライダーさんが大絶賛していたのを見てゴールドウィン グローブ【GSM16601】を購入しました。
最初に言っておきます。
このグローブ(使い込むほど)化けます。
購入して最初の一週間「失敗したぁ‥‥」
東雲のライコランドで意気揚々O(LL)サイズのグローブを購入(内ボアとも迷いましたがハンドルカバーは恥ずかしがらないで着ける派なのでオールラウンドに使えるグローブを購入)。
早速、駐車場で着けて(買ったらすぐ使いたいおじさん)湾岸線へGO!
さて、早速アクセルを捻ってみる。
あれ‥‥この感覚、ぐしゃぐしゃにした印刷用紙をハンドルに巻き付けているような不快な感覚。なんだこれ!不良品か?!
すぐにバイクを路肩に寄せグローブをよく見てみても、中も外も異常はありません。
おかしいな…。試着してお試し用ハンドルを握った時は違和感は無かったのに。
お店だと完璧だったのに使い出すと不満が噴出する(よくある)パターンのやつか…。年中金欠だと金額が一万超えるだけでいいものに見えてくるので困ります。
我慢して一ヶ月使ってみた
この頃は平日は毎日バイクに四時間ほど乗っていました(ちゃんと仕事もしてました)。
しかし一向に慣れない。以前買ったROUGHROAD 夏用グローブのいかにしっくり来たことか‥‥。穴さえ空かなければアイツを使っていたのに。
そして、この頃ようやく気づきました。これサイズ合ってなくね?(バカかよ)。
グローブをはめたとき、小指はしっかり奥まで入っています。ですが、これはきっと整備士のようなゴツい指の人向けで指の幅が合っていないに違いない。返品するにもレシートもないし、諦めるか…。
登山、スノーボードなど他用途で使い倒す
もうそれからは一万四千円という値段は無視し、他の激しい遊びで使い倒しました。
そこで改めて機能性のよさに気づいたりもしました。雪山では雪くらいの水分は通さず、防風のため手が濡れてかじかむ事もなく、登山では山羊皮がしっかり滑り止めになりトレッキングポール(山登りに使う杖みたいなもの。70歳のおじいちゃんがこれで熊を撃退したとかなんとか)が滑らずしっかり握れて疲労感を感じませんでした。
すげぇな!流石ゴールドウィン、アクセル捻ったときのあのぐしゃぐしゃの印刷用紙感さえ無ければ完璧だったのに。
久々にバイクに乗って「コイツ俺の手に順応してやがる」
一ヶ月ほどブランクがあり、久々にバイクに乗りました。ゴールドウィン【GSM16601】グローブを着けて。
そこで、違和感の無いことに違和感を感じました(意味不明)。
「なに、これ、まるで自分自身の手の皮のよう‥‥…!」
グローブの締め付け感は無く、むしろゆったりと僕の手に馴染んでいるので、グローブを着け忘れたかと一瞬自分の手を見るほど(いや、大げさじゃないんだって!)しっくり来てました。
しかもこのゴールドウィン見た目に反してメチャクチャ軽いんです。本当に自分の手みたい。さらに、防風なのでこの時期に着けてちょっと走ったくらいではびくともしない。
これこそ僕たちが求めていたバイクグローブだ!
しかも何より一番大事な見た目が
すっげーカッコいい!
ありがとう!ゴールドウィン、ありがとう!
週末のツーリングが楽しみで仕方ないです。
以上、水に濡らして乾かしてを繰り返したから縮んだだけじゃねーの?という突っ込みを受け付けないバイク乗りでした。
映画『サスペリア』前知識なしで観に行った感想
旧作の方はカルト的な人気があるとかで、今作はそのリメイクです。
ホラー傑作『サスペリア』リメイク版の初予告編! - シネマトゥデイ
ストーリー
1977年 東西冷戦の時代、とあるバレー団に応募に来たスージー。
しかし、そのバレエ団で少しずつ不可解な出来事が起こり始める‥‥。
映画全体の雰囲気は思ったより暗く無かったです。
むしろその時代特有の描写(冷戦下のベルリン)をよく写すので、歴史映画的な雰囲気があったように思います。
ラストの落ちもちゃんとカタルシスがあって、意外にも見終わったあと不快感が残るような映画ではありませんでした。
こういう映画は、一人で観に行くのもいいですが、誰かと見に行って見終わったあとあーだこーだ話し合うのが面白いかと思います。
なので、見終わってから考察するまでが一本の作品みたいな感じかなー、とか思いました。
※ネタバレ注意
個人的に好きなシーンは、スージーのオーディション中にマダムブランが気配を察するシーン。
熟練の戦士が気配だけで強さを感じとる、少年漫画のワンシーンみたいで笑いました。
マダムブラン役の方、すごく好きです。
確か、映画『コンスタンティン』で天使ガブリエル役をやっていましたよね。
本当に天使っぽいっていうか、神々しさを感じます。『コンスタンティン』は悪魔はいっぱい出てきますが、天使側の登場人物はガブリエルくらいです。それなのに、あの人一人で天界の説得力を持てるってやっぱすげぇ。(パンフの出演作になんで『コンスタンティン』載ってなかったんだろ。もしかしてティルダスウィントンにとっては黒‥‥ゲフンゲフン)
この映画でもその神っぽさはあって、スージーが惚れ込んで(実は表向きの理由だったけど)アメリカ合衆国からドイツに飛んでくる理由もよくわかります。
本作に出てくるモザイク処理に関しては映画『シェイプオブウォーター』ほど酷くないですし、見馴れている(おい)ので別にネックにならなかったです。
三人のマザーの下りはよく分からなかったです。
映画が長いので集中力がもたないのがでかいですかね(それは自分の問題)。
それに、絵的には見せてくれるわけではない(回想シーンや抽象化アニメ)ので、「他人のフンドシ借りて好き勝手やってたらご本人来ちゃいました」ものってことくらいしか分からなかったです。
平たく言えば、『北斗の拳』のジャギみたいな。
あの最後スージーが呼び出した使い(怪物?)が真っ赤な画面にフラットに写り込んでくる感じはちょっと好きです。
まぁ、あとは苦言ですけど
魔女たちが飲み会してる外でスージーが通りかかるシーンでアップの画質あらくね?しかもフレームレートカックカク(監督が後で「ここのアップないとダメダメ!画素荒くてもいいから無理矢理拡大して突っ込んでおいて」的なこと言って編集さんが泣く泣く入れたみたいなことだってりして)
とか、上映時間が長い。とか、博士の過去のトラウマが妻はアーリア人だったのに証明書が無かったために収容所に入れられてしまったという下りで、まぁ一万歩ほど博士に歩み寄って「避けられたかもしれない悲劇」として受け入れることは出来ますが、その一方で「絶対に避けることのできなかった悲劇」に見舞われた大勢のユダヤ人の人達の存在が抜け落ちていたのがちょっと乗れませんでした。(せめて一言でもユダヤの人達に触れていれば‥)悪意がないのはわかってますが、アーリア人なら助かった、ユダヤ人は死んで良かった、ともとれなくないというところがひっかかりました(うるせぇ)。とそこで悲しげな演出と「あなたは悪くないわ」みたいなセリフがあっても自分はちょっとしらけてしまいました。
あとは、上映時間が長い。
とか、なんか痙攣起こして倒れるヒトちょっと多くて最後の方博士が痙攣したシーンではギャグにしかみえなかったり(天丼かな?)。
などありますが、おおむね無視できるくらい本作は面白かったです。
あと、関係ないですけど、、、
本作は誘われて観に行ったので、普段はこういったエロチックでグロテスクな描写のあるホラー映画は観に行かないのですが
めちゃくちゃ既視感あったんですよ。
闇に潜む邪悪なホラー‥‥
そう牙狼!
牙狼は深夜に放送していた特撮ドラマで、
人間の邪悪な心に漬け込み、人間を食らう化け物を退治する黄金騎士の話です。
敵の描写などが独特で、エロもややあり、かなりグロあり、それでいてメチャクチャアーティスティックなんです。
もう、牙狼の良さを語りだしたら止まりませんが、とにかく衣装から背景まですごく絵作りに凝られていて、もうそれだけで見ごたえがある作品なんです。
『サスペリア』のエロくてグロくてなんかアーティスティックな感じを観てて、「あっ!これ、牙狼で観たヤツだ!」と思いました。
マザーやそれにつかえる魔女建ちにお馴染みのライターをカチッとやって
「くっ、きたねぇ黄金騎士が!」
といって化け物に変身して欲しかったですね~
外伝の一作目がもうめっちゃ面白いんです!
EMOTION the Best 牙狼
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: DVD
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とまぁ、なく閑古鳥も居ないような等記事に「サスペリア」繋がりで読みにこられた読者はもういらっしゃらないでしょうが
おすすめです。牙狼!
凶悪、法律ってすげーなー、当たり前だけど映画版より真に迫ってた、当たり前だけど
『凶悪 ある死刑囚の告発』
読み終わりましたので、感想をつらつらと。
この本を読んだきっかけは、以前に観た映画『凶悪』がプライムビデオで配信されていたので、復習がてらに購入しました。
「ぶっこむぞ!」って映画オリジナルなんですね!
(あとピエール瀧ってVシネ系出身のの役者かと思ってましたがミュージシャンだったとは……)
この本は新潮45(現在は休刊)の記事をまとめたもので、
ある死刑囚がまだ明るみに出ていなかった三件の殺人事件を告発した内容が載っています。
本の構成として、死刑囚が著者(記者)に連絡を取るところから、事件の収束までを時系列順にまとめてあります。
読みやすさは、まぁまぁです。内容が内容なので、自分のメンタルと相談しながら読みすすめる感じになると思います。
すげーっ、て思ったところがあって
雑誌に掲載される際、殺人事件の「嫌疑がかけられている」段階では実名報道はされないそうです。警察に逮捕されて初めて実名報道されます。
この本は、時系列にそってまとめてあるので、最初の方の章では名前が伏せられていた人物が、最終章になると実名が載っているんです。
ヒトひとり逮捕するということは、警察も検事もメディアも裏付けをしっかりとって無実の一般市民の人生を狂わさないよう慎重に証拠を集めて初めて出来るということなんだな、と思いました。
この事件の概要をまとめると、
ある死刑囚が、まだ明るみになっていない事件があり、しかも共犯者がいたという告発を新潮45の記者に依頼します。
そして、記事の掲載と共に警察に通報する所から始まります。
警察への通報は慎重に行われ、半年以上執念の取材をレポートにまとめたものを提出したそうです。
しかし、実は警察もその通報された事件はある程度捜査をしており、不信な点は見受けられるものの決定的な証拠がなく、
被害者の家族も自殺だと言っていることから(被害者の家族も共犯者)事件性は無いものとし、お蔵入りになっていたのでした。
それを、もう一度掘り返す事ができたのは雑誌だけだったのです。
テレビや新聞など「記者クラブ」(特ダネをもらう代わりに報道するタイミングなどは情報源が決める会員制のクラブ的な?)に属するメディアだったら、もしかしたらそのまま警察に情報を握りつぶされていたかもしれなかったのです。
雑誌すげぇや!
惜しむらくはその新潮45が休刊になってしまったことですね…。
【感想】『エースコンバット7 SKIES UNKNOWN』 ネタバレ
キャンペーンクリアしたので、感想をつらつらと。
初リリース日: 2019年1月18日
エンジン: Unreal Engine
ジャンル: Combat flight simulation game
デザイナー: シンヤ・ヒロタ
プラットフォーム: PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windows
開発元: バンダイナムコエンターテインメント、 PROJECT ACES、 バンダイナムコスタジオ
80点
発売日その日にダウンロード版を購入。プレイしました。
総プレイ時間は12時間くらい、ですかね。
知人が家に遊びに来ても話そっちのけでゲームしてしまうくらい(クズ)あそんでしまいました。
一言でいうと
めっちゃ楽しくて夢中になった。でもムズイ。
ですかね(あとスクラップクイーンの声優を朴さんにしてほしかった。)。
もうね、鉄のマシーンに乗ったエースパイロットが闘うっていうだけで100点満点です(じゃあ100点にしろよ)。
では感想をつらつらと、、、
あと今回導入された雲。サイコーです!
雲に突入すると視界ゼロのうえ、操縦かん(PS4コントローラー)もガタガタ揺れるしキャノピーにも水滴がつくんです。もう「アンリアルエンジン様ぁーっ!」ってなります。
しかも雲の中はミサイルの誘導性能が落ちたり、衛星を利用した兵器などが使えないなどゲーム的にもしっかり意味があるところとか、個人的にすごく燃えます。
なので「雲に逃げ込め!」とかいうセリフを聞くだけで、自分が「空の世界」にいるパイロットで、しかも生き残るために雲さえも利用しているんだな、っという感覚が味わえて最&高です。
機体の作りこみが半端ない!
今回ビスの一本一本まで作りこんでいるみたいで(それもよくわかる)、戦闘中だとコックピットやジェットエンジンの排気とか、リプレイモード中だと吸気口や翼が軌道や高度によって可変するところが楽しめます。
もう笑っちゃうくらい良く作りこまれています。BGM(?)としてリプレイだけテレビで流していたいくらいです。
セーブデータが膨れ上がること覚悟で、リプレイを保存出来たらよかったのにな~。ムービーを保存して編集とかできたらなおよし(それもう違うゲーム)。
戦闘に関しては、、、
いつものエスコンって感じでした。ミサイルもきっちり4次元空間に格納されていて、一機あたり100発とか積まれているので撃ち放題です。
戦い方はいつもの感じで通用しましたよー。敵の背後をとってミサイル発射して、狙われたらハイGターン(エスコン6にもあったっけ?)で回避の繰り返し。
まーー、相変わらず機銃は全然当たらないわ、ターン繰り返してるとストール(失速して操縦不能になる)するわ、
フレアと回避のタイミングを間違えてしまうと、フレアをガンガン炊いているケツにきっちりミサイルぶち込まれたりします。
でもこんな下手クソでも20ミッションを12時間でクリアできました(難易度ノーマル)。
最近はメインミッションがめちゃくちゃ長かったり、サイドミッションの量がメインミッションを凌駕しているゲームが多いので、タイトにまとめてある本作のキャンペーンには好感を持てました。
ミッション数が多いとカタログ上は眺めがよくても、終わらない無限地獄感をちょっと感じたりしてうんざりしちゃいますよね。
ミッションがムズイ
戦闘(戦闘機vs戦闘機)はそれほど難しくないのですが、ミッションがとても難しいです。
大きく分けると、防衛と攻撃に分けられるのですが、どちらも非常に難しいです。
防衛ってあらゆるゲームでムズイよね
本作でも例外ではなく、防衛対象を攻撃されないように敵をたたきつつ、防衛対象に敵が近づいていないか気を配らなくてはいけない(相変わらずカメラはとても使いづらい)。
『七人の侍』でも島田勘兵衛が「守るは攻めるより難しいでな…」と言っていましたし、しっかりした戦略と準備がなければ本来はとても難しいことなのだと思います(だからなんだよ)。
次に攻撃側、これが想像よりかなり難しかった
なぜかというと、スコアと制限時間の設定の難度がかなり高めだったからです。
プロのパイロット(エスコン全作遊びまくってる人)ならまだしも、攻撃目標の位置をブリーフィングだけで空間的に把握できるはずもなく、「えーっと、どこだっけ」とレーダを確認しつつ、SAM(地上から飛行機に向けて撃たれるミサイル)に狙われながら、目標を攻撃する。そのうちに制限時間になってゲームオーバー…。
地上のターゲットにミサイル使いすぎて「ミッション変更!空の敵援軍を攻撃しろ!」と言われた時にはミサイルの残弾1だったり…(敵一機落とすのに2発使う)。
「最後のチェックポイントからやり直しますか?」と聞かれて、選択するとまるまるミッション最初からだったりするのです。
まぁこれもエスコンらしいといえばそうですけどね。久々にコントローラー投げたくなる(投げたことはない)ゲームだなぁ、とか思いました。
ゲーム作る側の視点に立ってみても、難易度設定って難しいとは思いますけど!
ゲームのギミックを考えたりする人とは別に、ゲームの難易度を決める専門の役職があったりするし。
エスコンはその辺のゲームと違って、ミッション中はずっと敵味方混戦なのでチェックポイントも作りづらいだろうし、敵が固すぎても(ミハイ固すぎ)もろすぎても面白くないのでそのあたりの調節はエスコン独自の進化が必要なのかなとか思いました。次回作にご期待ください!(誰目線だよ)
ストーリー、懲罰部隊のアウトロー感もっと欲しかった!
本作は「天使とダンスしてくる」的なダサかっこいい名言は特になかったですかね。
主人公機の「トリガー」というコードネームがかっこいいな、とは思いました。
懲罰部隊にぶち込まれると聞いて連想したのは、神林長平の『戦闘妖精・雪風<改>』ですかねー。
これは異星人と戦う連合軍の話で(SF)、本作と同じ戦闘機乗りの話です。
お話は、人類が一丸となって異星人と戦い、最初は地球にあった戦線が異世界に遠のいていきます。そして、戦争が長期化するにつれ地球の人の危機感は薄れていき、やがて志願兵だけでは足りなくなった連合軍の人手不足を解消するために、地球で犯罪を犯した人間を送り込むようになっていきます。異星人には戦闘機でしか対抗できないので犯罪者のパイロットなどが送られます。
そして、「地球にいられなくなった人でできた軍隊VS異星人」という構図になっていくのです。「地球にいられない俺たちが何で地球のために戦ってるんだ?」とか正規軍ではないなりの苦悩が描かれてたり、いなかったり(主人公は自分の愛機のことしか考えてない変態)。
本作もそういった話になるのかと思いきや、
本当にただ懲罰部隊にぶち込まれただけ、でした(そらそうやな)。
しかも、シンデレラストーリーばりに、実力と運で正規軍に復帰(しかもなんか特殊部隊)。
一回死んだ(生きる意味を失う)主人公が生まれ変わる系ゲームは好きですが(『メタルギアソリッド3』、『Detroit Become Human』のマーカス、『The Last of Us』など)あんまりどん底感がないんですよね。
確かに武器使用禁止な瞬間があったり、「囮になれ!」「懲罰房行きだ!」とはいわれるものの、
ゲーム的には正規軍とそんなに変わらないです(正規軍でも「国籍不明機は攻撃するな!」とか言われたりしますし)。
スクラップ機を無理やり飛ばしているという背景はありますが、本作のメインヒロインが凄腕の整備士という設定なので難なく飛べるし、機体も選び放題(序盤なのでそれなりの機体しか乗れないですがそれはシリーズ通しても同じ)です。
もっとこう…、ハイGターンを繰り返してるとエンジントラブルが起きるとか、飛行中にエンジン停止したら垂直降下させてエンジンに吸気させて再始動するとか(さすがにそれはやりすぎか…)。
せめて機体全体がさびさびで、コックピット視点になると窓とかがダクトテープで補修してあったりみたいな、そういうどん底感(どん底なりに知恵と工夫で対処してる)が欲しかったです。そういうの好みです(知らねーよ)。
確かに雷雨の中で出撃とかはめちゃくちゃな作戦だったりしますが、正規軍もそのなかにいたりして、懲罰部隊っぽさがあまり感じられなかったのは残念です。
「SKIES UNKNOWN」の意味
機械翻訳すると「未知の天空」と出てきます。
超高高度の戦闘とか『戦闘妖精雪風<改>』的な異世界が舞台になったりするのかな!と思いましたが、そんなもんは出てきませんでした( ゚д゚)、ペッ(現実よりの世界だし、当たり前だ)。
本作の終盤で、レーダー上に「UNKNOWN」がいっぱい出てきます。
原因は敵国と自国の両方が同時に「アイツを出し抜こう」と画策して人工衛星を撃ち落とした為です。そのせいで通信網が壊滅し、敵も味方も識別ができなくなってしまいました。
ミッションを開始するとレーダーは「UNKNOWN」だらけ。識別するには近づいてよく見るしかありません。
でも敵は容赦なく撃ってきたりしますし、こちらも「UNKNOWN」に近づきトリガー(◎ボタン)に指をかけて敵と識別された瞬間に即撃ち落とすことで対応します。
しかし、こいつ敵だろっと思って近づいたら実は味方だったりして、今の今まで殺意(ゲーム的な意味でね)を向けていた相手が味方だったということに困惑します。
「危うく味方をぶっ殺すところだった…」な体験をこんなにも味わえるゲームは初めてかもしれないです。
「SKIES UNKNOWN」はきっと「正体不明機」のことなんだと思います。
確か敵のエースパイロットのミハイのセリフで「だが国とは何だ 世界に国境線なんかあるのかね?」というセリフがあります。
つまり、国籍も所属も何もかもがUNKNOWNになったとき、敵も味方も大半の兵士は平和を願う気持ち(「こんな戦争は早く終わらせて家に帰りたい」という気持ち)は同じ、本当の敵は戦争を始めて戦争を続けようとするやつ等なのです。
つまり僕ら平社員はみんな「はやくお家かえって、エースコンバットやりたい」という気持ちは同じ、本当の仕事は上司を倒して家に帰ってみんなでエスコンすることなのです(違う)。
とりあえず、本作のこの反戦メッセージ(多分)は押しつけがましくなくて結構好きです。
あと、物資補給という名の侵略ミッションは笑いました。
「戦闘機を着陸させて物資を明け渡しなさい」という平和的っぽい勧告をしながら、敵の地上兵器や戦闘機をバカスカ破壊していくのは(しかも避難が完了していない市街地)完全に盗賊、いや空賊ですね。
「建物内にいる市民は頭を低くしてなるべく中央に集まってください!」とかいうラジオの無線が聞こえてくると、生き残るためとはいえなんだか悲しくなってきます。
今でもアフリカや中東など内戦が勃発している国ではこんなことは日常茶飯事なんだろうな、とか。時代も国も関係なくあらゆる戦争ではこういった補給という名の略奪は起こっているんだな、と思いました、とさ。
もうあとは苦言というか蛇足というかですが、、
スクラップクイーンにゆきのさつき(銀魂のお妙さんの声の人)さんはちょっと合わなかったかなっていう。(個人的にですけどね!声優としては大好きです!)
スクラップクイーンは勝気だけど男勝りで脱走を企てるくらいタフだし、朴璐美さんとかその辺だったらよかったなぁ。
ムービーシーンでずっとその違和感を感じながら見ているのはキツカッタ…(わがまま)。
しかし、博士役の木下浩之さんは最高でした。
(「空こそが彼の王国だった…」のところはもう鳥肌がたって、感動のあまり叫びそうになりました)
安定感が違いますよ。渋声がお好き?結構、ではますます気に入ります。
それに敵国のエースパイロットのミハイの「語り」が最後に入る演出、もう最高ですね。
あくまで物語を動かす側のキャラクターは、「語り」には入らない。ミハイが堕とされて世界を見る側に回ってから「語り」に入る。この戦場との距離感のちょうどエエ感じがエスコンですよね。
あと、ミッション19の王女様の下り。まぁクライマックスとしては必要だったのかもしれませんが、僕はあまり乗れなかったです。(タブロイドもミハイの孫娘を守ってやられたのかもしれませんが、登場頻度も多くないしちょっとカウントとキャラかぶってるところもあって「なんか勝手に悲劇やってんなぁ」とか思ったり思わなかったり、戦ってるこっちが物語に取り残された感がちょっとあったり)
もうこれは完全に個人的な当てつけというか感想というか思い込みですが
ゲームとか映画に出てくる「頑張る方向を間違えてる弱者の描写」がすげー嫌いです。
(弱者というのは、限定された状況の中で強者よりも弱い立場の人のことで存在価値の否定とかではないです)
例えばアニメ映画『紅の豚』で主人公の機体を修理する工場の奥様方(宮崎駿の表現の仕方に非難はあったものの)は戦場では弱者ですが、工場で働くとしたら主人公よりも強者です(しかもしたたか)。
本作の王女様は発信力、世間に対する影響力は主人公の「トリガー」なんかよりもずっと強者です。
なので、きっと最後はこの王女様が演説してみんなの士気をあげてくれるんだろうなと思ったら、その役はスクラップクイーンがやり王女様は自ら危険な行動に出て尊い犠牲になったのだ…と思ったら生きていて、みたいな。そりゃ確かにプライス大尉(CoD:MW)が敵陣に突っ込んで発煙筒を投げるのと、大事に育てられた王族の女の子が発煙筒を投げるのでは危険度もなにもかも違いますけどね。
それは強さではないくね?というかこっちのフィールド(戦場)で英雄ぶらないでくれよ!英雄は俺なんだからあああぁぁぁぁ!
とかとか、いろいろ文句と懲罰部隊の描写をあわせて-20点で、評価は80点でしたとさ(独断と偏見)。
『トゥルーグリッド』、姉の結婚式の出し物練習、妹の目線
※この記事はしょうもない自慢話が延々と描かれます。ご注意ください。
先日、友人とスノーボードに行って来ました(ウェーイ!)。
体、メチャクチャバキバキです。
いや、スノボたくさん転んだけど、後半は滑れるようになったし、めっちゃ楽しかったなあ~
ボード買おうかちょっと迷ってます(「スノーボード」じゃなくて「ボード」って言うのが通っぽくてちょっと憧れてたんだよ!)。
ところで、
『トゥルー・グリッド』(2010年)
という映画、知ってますか。
あらすじを書くと、
アメリカ開拓時代の終わり。父を殺された少女マティ・ロスは、伝説のガンマンの連邦捜査官コグバーンに、父の復讐を依頼する。
そして、二人は父殺しの犯人を追ってく。
しかし、腕利きと聞いた連邦捜査官のコグバーンは終始飲んだくれているわ(しかもかなり年寄り)、夜の銃撃戦では味方を誤射するわ、なんか口臭そうだわ、「こいつ本当に大丈夫か?」とやや不安になるマティ・ロス。
しかし、いざ父殺しの犯人と銃撃戦となったとき、多勢に無勢の圧倒的不利のなか、あっという間に敵を排除する。伝説をうたわれてからどんなに時間が経っても、彼は伝説のガンマンだった。
という映画なんですが、
それを久々に思い出す出来事がありまして
4月に姉の結婚式があります。(おめでとう、ねーちゃん。俺もはよ結婚したい‥うっ‥)
それで、妹と二人で出し物をやろう!ということになりました。
出し物の内容は、
『某有名ミュージカル映画の曲』のセッション。
僕はバイオリン、妹は最近買ったカリンバという楽器で演奏することに
ちなみに、カ◯ンバはアフリカの楽器で、モッキンとオルゴールを足したみたいな音がします。
(なんか歯医者の待合室で流れてそうな感じの音が出るよ)
去年の秋ごろから計画していて、妹からは「練習した?」「楽譜見た?」「鼻毛出てるよ?」と散々言われてきましたが、初セッションの日まで全く練習していませんでした。
一回練習しようと集まったのに、昼までゴロゴロしたりして結局練習しませんでした(昔からこんなんです)。
いや姉を祝う気持ちがないわけではないんですけど
ここ最近面白いゲームが目白押しで、
(「レッドデッドリデンプション2」「GOD EATER3」「ACE COMBAT 7」とか!来週には「BIOHAZARD 2」のリメイクが出るし!楽しみぃー!)
あー!忙しい、忙しい!
バイオリンもホコリまみれのケースから久々に取り出して調弦(楽器の音程を調節するの)してたら、弦が錆びついていたせいで切れてしまい
妹からは白眼視
なんとか弦も張り替えて、
いざセッション
余裕で弾けました。(めっちゃドヤァ)
10年も毎日楽器やってれば、聞きなれたメロディーなら(そんな難しくなければ)弾けます
その時の妹の表情ときたら、
『トゥルーグリッド』のマティ・ロスがコグバーンの銃撃戦を見たときの感動の顔と
「アタシはあんなに練習したのにコイツ一発で弾きやがって」という顔を
足して2で割ったような表情をしていて
なんかめっちゃ複雑
な気分になりました。
兄として素直に尊敬されるようになるには、日頃の行いをきちんとしよう、と思いました。
(ただ妹よ、同期のバイオリン教室では俺は中の下くらいだ!上には上がいるぞ)